超美麗4K液晶！ドスパラ raytrek RKF1060TGK 評価・レビュー

投稿日：2018.02.09　更新日：2018.02.09

ドスパラから完全新作のクリエイター向けノートPCが発売されました。高性能なことはもちろんこと、タイピングのしやすさや美麗な4K液晶モニター採用など、あらゆる面で素晴らしいノートPCに仕上がっています。

raytrek RKF1060TGKの特徴を徹底的に調べたので、レビューしながらご紹介します。

raytrek RKF1060TGKのスペック

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Core i7-7700HQ、メモリ16GB、GTX1060という組み合わせは高性能なクリエイター向けPCだけでなくゲーミングノートPCとしてもド定番の構成です。だからこの時点で「あ、もう万能なんだなこのノートPCは」とわかってしまいます。

しかしraytrek RKF1060TGKの凄さはここからです。まずSSDがただのSSDではありません。NVMe SSDと呼ばれる次世代のもので、普通のSSDが500MB/sくらいなのに対し、NVMe SSDは2000MB/sを越えます。高速なものだと3000MB/sすら越えます。もう圧倒的に高速ですよね。当然パソコンの速度が爆速になります。

さらに注目すべきなのが液晶モニターです。一般的なノートPCに搭載されている液晶の最大解像度は1920×1080です。一方でraytrek RKF1060TGKの解像度は3840 x 2160です。なんと4倍も解像度が高いので凄まじく綺麗な画質です。4倍高画質と言い換えてもいいでしょう。

また、このような4Kモニターを採用しているノートPCって17インチが多いのですが、raytrek RKF1060TGKは15インチです。17インチだと巨大で重くなるため持ち運びは厳しいです。つまりraytrek RKF1060TGKは15インチという持ち運びやすさと超美麗な映像を両立しています。

raytrek RKF1060TGKのエディション比較

実はraytrek RKF1060TGKには3つのエディションがあり、それぞれスペックが異なります。違う部分だけピックアップした比較表を作ってみました。

メモリとストレージ以外は共通しています。Entry Editionが一番安く、Advance Editionが最高級となっております。スペックのバランス的には通常版がちょうどいいと思います。

raytrek RKF1060TGKの外観

raytrek RKF1060TGKのケース

raytrek専用ケースのノートPCってもしかしたら初めてなのではないでしょうか。サイズは374.6（幅）×260（奥行き）×29.5（高さ) mmです。重さは約2.6kgです。15インチノートPCとしては普通のサイズと重さです。

サイバー感溢れるデザインです。ゲーミングノートPCっぽさも感じます。液晶を見ると反射したキーボードが写っていますよね。これはグレア液晶と呼ばれるものです。例えばiPhoneやiMACもグレア液晶を採用しています。表示がとても綺麗なのでクリエイターに人気の液晶です。

raytrek RKF1060TGKのインターフェイス、接続端子

物理ボタンは2つあります。左のが電源ボタン、右のはファンコントローラーです。ファンコントローラーをONにするとファンが高速回転し、冷却性能が一気に高まります。基本的に不要ですが、暑い部屋で使わなかればならない状況だと役立ちます。

電源を入れるとキーボードが格好良く光ります。もちろん設定で変更できます。

このキーボードはUS配列 + メカニカルキーです。タイピングが重要なプログラマーはUS配列を愛する傾向があります。メカニカルキーは打鍵が心地よく、タイピングしているだけでも楽しめるキーボードです。

左側にはUSB2.0端子が2個あります。右側にはSDカードリーダー、USB2.0端子が2個、マイク入力、ヘッドホン出力があります。

後ろ側には電源端子、HDMI出力、有線LANポート、USB3.0端子が2個、USB3.0 Type-C、KensingtonLock取付け口があります。

raytrek RKF1060TGKの性能を評価

raytrek RKF1060TGKのエンコード速度、ストレージ速度、3Dの性能を計測しました。

エンコード速度をテスト

フルHD 60fps 4分43秒の動画をx264guiExでフルHD 60fpsに再変換する形です。詳しい情報は以下のとおりです。

ということでエンコードにかかった時間は「6分39秒」でした。Core i7-7700HQは4コア・8スレッドなのでこんなものでしょう。10分以上かかってしまうデスクトップもあるのですから、ノートPCとしては最上級の性能です。

上記はx264ですが、x265で4Kのエンコードをすることも可能です。4K動画編集をしてもサクサク作業できるスペックなので安心です。またGTX1060というグラフィックボードが搭載されているため、NVENCのハードウェアエンコードという選択肢もあります。「ノートで動画編集したい！」という方にraytrek RKF1060TGKは本当におすすめです。

ストレージの速度

raytrek RKF1060TGKにはSamsung SM961 256GB SSDと1TB HDDが搭載されています。SSDのシーケンシャルリード（連続読み込み速度）は2829.3MB/s、シーケンシャルライト（連続書き込み速度）は1262.8MB/sです。HDDのシーケンシャルリードは131.2MB/s、シーケンシャルライトは131.0MB/sです。

もう桁違いの速度です。SSDとHDDを比較するとあまりに違いますよね。NVMe SSDのおかげでWindowsの起動が超高速だったり、ソフトウェアがサクサク動いて本当に気持ちいいですよ。

LuxMark（OpenCL）

LuxMarkのスコアは14215でした。GTX1060だと12000前後になることが多いのに、思ったよりも高いスコアになりました。

FurMark（OpenGL）

FurMarkを1920×1080のプリセットで動作させたところ、3652というスコアでした。3DCGを扱うには十分な性能です。4K液晶があれば細部まで思い通りに編集できます。

3DMARK FireStrike（DirectX 11）

3DMARK FireStrikeは9113でした。多くのオンラインゲームをプレイできる性能です。だからゲーミングノートPCとしても普通に使えます。ゲーマーのなかにはメカニカルキーボードを使っている人がたくさんいるので、ノートPCでも同じ使い心地なのは嬉しいはずです。

3DCG編集、動画編集、イラスト制作、写真編集、オンラインゲーム・・・と何からなにまでやりたいことをすべて実現できる素晴らしいノートPCです。新しいノートPCが欲しいと思っているすべての人におすすめしたいです。

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