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ドスパラ raytrek ZBrush 公認モデル MH 評価・レビュー

近年3Dモデリングや3Dアニメーションが流行しています。MMDの存在が大きいことは明らかです。でもMMDのモデリングには限界があります。そこからステップアップするために他の3Dモデリングツールに手を出す人も多いでしょう。

候補となるのはmayaやMAXでしょうか。Lightwaveも良さそうです。しかし最近知名度を上げているのがZBrushです。臨場感溢れるリアルな3Dモデリングが可能なツールです。そのZBrush公認モデルのパソコンであるドスパラのraytrek MHをレビューしてみます。

raytrek MHのスペック

OS CPU
Windows 10 64bit Core i7-6700(4コア/3.40GHz)
メモリ グラフィックボード
32GB(PC4-17000) GeForce GTX950 2GB
ストレージ チップセット
250GB SSD + 1TB HDD インテル H170 チップセット
光学ドライブ 電源
DVDスーパーマルチドライブ 500W(80PLUS BRONZE)

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メモリが32GBも搭載されていることからわかるように、しっかりしたクリエイター向けPCです。3Dに限らずイラスト制作や動作編集において最重要なのがメモリ量です。メモリは多ければ多いほどソフトウェアの動作が快適になります。

グラフィックボードはQuadroシリーズではなくGeForce GTX950です。これにはきちんとした理由があります。ZBrushはOpenGLでもDirectXでもなく、独自の技術でレンダリングしています。だから高級なQuadroを選ぶ必要はありません。GeForceで充分高速に動作します。

また、ZBrush推奨スペックを見るとSSDを強く推奨しています。どうやらHDDだけだと動作が遅くなるようです。その点、raytrek MHには250GB SSDが搭載されているので安心です。カスタマイズするならSSD容量を2倍にするのがおすすめです。速度や寿命がアップしますよ。

raytrek MHの外観と内部

raytrek MHのケース

正面と背面の写真です。ドスパラのデスクトップの中では背が低いほうです。机の上でも床置きでも対応できます。



左側の写真です。網目の大きいメッシュです。左側にはケースファンがないため、空気を取り込みやすくしているようです。



右側には何もありません。正面と左側から吸気して、背面から排気する構造です。

raytrek MHのインターフェイス、接続端子

正面にはUSB3.0が2つ、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。



背面にはマザーボードとGeForce GTX950の接続端子があります。マザーボードはPS2が2つ、USB3.0が2つ、USB2.0が2つ、有線LANポート、音声端子があります。

GeForce GTX950の映像出力端子はDVI-D、DVI-I、DisplayPort、HDMIです。

raytrek MHの内部

左側を空けると内部を覗けます。右上にDVDスーパーマルチドライブ、右中央にHDDとSSD、左上に電源ユニット、中央にCPUとメモリ、一番下にGeForce GTX950があります。



メモリに注目です。4枚挿さっています。32GBが1枚より16GBが2枚のほうが高速です。さらに16GBが2枚よりも8GBが4枚のほうが高速です。このようにメモリを4枚搭載して高速化する方法をクアッドチャネルと呼びます。



GeForce GTX950です。GeForce GTXシリーズの中では比較的コンパクトです。



GeForce GTX950の下に拡張スロットの空きがあります。PCI Express x4が1つ、PCI Express x1が1つ空いています。

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raytrek MHの性能を評価

raytrek MHが3Dモデリングに最適なのか、さらに他の用途でも使える性能なのか調査しました。

ZBrushの快適性をテスト

raytrek MHはZBrush公認パソコンです。そこで気になるのが「ZBrushがサクサク動くのか?」です。論より証拠。実際にZBrushをインストールして使ってみました。

ZBrushの起動速度と読み込み速度

検証内容 秒数
Photoshopの起動速度 5.02秒
ライフルモデルの読み込み速度 1.85秒

ZBrushはすぐに起動しました。約5秒ならサクサクの範囲内です。そしてZBrushにサンプルとして収録されているライフルモデルを読み込んでみました。結構精巧なモデルなので、「もしかしたらかなり時間を要するのでは」と不安でしたが、なんと1.85秒。ほぼ一瞬で読み込みが完了しました。

やはりメモリとグラフィックボードのおかげでしょう。これならZBrush推奨パソコンと呼んで良いレベルでしょう。本当にサクサクで驚きました。

SSDとHDDの速度

raytrek MHはSSDとHDDが搭載されています。CrystalDiskMarkというソフトでSSDとHDDの速度を調査しました。左側がSSD、右側がHDDです。

SSDのシーケンシャルリードは546MB/s、シーケンシャルライトは350MB/sです。HDDのシーケンシャルリードは195MB/s、シーケンシャルライトは190MB/sです。SSDがあるとないとでは大違いです。クリエイター向けPCとか関係なくSSDは絶対に搭載させましょう。

LuxMark(OpenCL)

LuxMarkは6096でした。これまで計測したグラフィックボードの中では最高記録です。GeForceって意外とOpenCLに向いているんですね。

CINEBENCH R15(OpenGL)

CINEBENCHはOpenGLが122.48fps、CPUが816cbでした。Quadroの高性能グラフィックボードには劣るものの、なかなか高いスコアが出ました。

3DMARK

3DMARKは5730でした。3DMARKのスコアが高ければ高いほどオンラインゲームが快適になります。最新世代のGeForce GTX1060だと約10000ですから、GeForce GTX950は高性能ではありません。

しかしそれでもCPUの内蔵グラフィックスに比べたら10倍です。最新の非常に重いゲーム以外なら楽しめる性能です。

raytrek MHの評価

メモリ32GBの威力が遺憾なく発揮された印象です。ZBrushには間違いなくぴったりです。もちろんZBrush以外の3Dモデリングツールにもおすすめのパソコンです。MMDから次のレベルに進みたい人はこのパソコンを選んでみてはいかがでしょうか。

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