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Mouse DAIV-NQ5300S2 評価・レビュー

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ノートPCでお絵描きをする人にとってスペックが重要な課題になります。PhotoshopやPainter等でキャンパスサイズが大きかったりレイヤー数が多かったりするイラストを制作する場合、スペック不足だとどうしてもイライラします。

そこでおすすめしたいのがクリエイター向けノートPCです。普通のノートPCよりもCPUが高性能でグラフィックボードも搭載しているため、お絵かき用ソフトウェアが軽快に動作します。Mouseのクリエイター向けノートPCであるDAIV-NQ5300S2が本当にサクサクになるのかレビューしていきます。

DAIV-NQ5300S2のスペック

OS CPU
Windows 10 / 7 Pro 64bit Core i7-6700(4コア/定格3.40GHz/最大4.00GHz)
メモリ グラフィックボード
16GB(PC4-17000) Quadro M1000M 2GB
ストレージ チップセット
480GB SSD インテル Z170 Express
光学ドライブ 液晶
非搭載 15.6型 フルHDノングレア(sRGB比95%/ IPS方式)

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かなりハイスペックです。というのもCPUがデスクトップ用です。普通だとCore i7-6700HQというノート用CPUが搭載されているところですが、Core i7-6700HQの定格動作周波数は2.6GHzです。一方、Core i7-6700は3.4GHzです。動作周波数はCPUの性能に直結するので、ノートPCなのにデスクトップと同等のサクサク感を得られます。

メモリが16GBなのもいいですね。8GBしかないとお絵かき用ソフトウェアの起動、読み込み、保存、その他操作がカクカクすることがあります。16GBになるだけで、非常に快適になります。

そしてクリエイター向けノートPCと呼べる最大の要因がグラフィックボードです。Quadroシリーズはクリエイター向けソフトウェアに最適化されたグラフィックボードです。特にOpenGLに強いです。ゲーム用のGeForceよりもお絵描きにおすすめです。

また、ノートPCは液晶モニターが重要です。13インチや14インチだと画面が狭くてお絵かきしづらいです。でも15インチなら大丈夫です。もっと画面領域が欲しいなら映像出力端子で外部液晶モニターに接続するなんて手もあります。

ゲーミングノートPCだとTNパネルが採用されていることが多いのですが、DAIV-NQ5300S2の液晶パネルはIPSです。IPSのほうが表示が圧倒的に綺麗だと評判です。実際、見比べてみるとIPSパネルの良さを実感できます。sRGB比も高く、思い通りの色を表現できます。こうやって各パーツを見てみると、まさにクリエイター向けノートPCだと納得できます。

DAIV-NQ5300S2の外観

DAIV-NQ5300S2のケース

正面から撮影した写真です。液晶の反射が少ないことに気付きましたか?これはノングレアという反射が少ない液晶です。反射が多いグレアタイプだと光のせいで色がわかりづらいですし、長時間お絵かきしていると目が疲れてしまうので、ノングレアの方がおすすめです。

全体的なサイズを見ると大きすぎることもなく、小さすぎることもない印象です。15.6型のノートPCって一番ちょうどいいサイズだと思います。自宅で使うのにも、持ち運ぶのにも最適です。実際、どのBTOメーカーでもノートPCの人気ランキングは15.6型が上位を占めています。



キーボードを見てみましょう。お絵描きするならショートカットを駆使しますからキーボードの使いやすさって大切です。キー配置は一般的なノートPCと同じです。特に違和感を覚えることはないでしょう。



電源を入れるとキーボードバックライトが光ります。こういうギミックってちょっとテンション上がります。不要ならプリインストールソフトウェアでバックライトを消せばいいだけです。



電源ボタンは中央奥にあります。電源を入れると緑色に光ります。

DAIV-NQ5300S2のインターフェイス、接続端子

それぞれ左側、右側、後側のインターフェイスです。左側はLANポート、USB3.0が2つ、USB3.1、マルチカードリーダー、eSATAがあります。右側はUSB3.0、ライン入力、ヘッドホン出力、マイク入力、S/PDIFがあります。ノートPCにしては珍しくサウンド端子が充実しています。

後側はHDMI出力、DisplayPort出力が2つ、電源端子があります。外部液晶モニターに映し出したい場合は、これらの映像出力端子を活用しましょう。これらの端子が邪魔にならないように後ろにまとまっているのは高評価です。

DAIV-NQ5300S2の性能を評価

クリエイター向けPCに求められるのは性能です。どれだけお絵描きがサクサクになるかが最重要です。そこでPhotoshop CCやベンチマークソフトでDAIV-NQ5300S2の性能を計測してみました。

Photoshopの動作テスト

まずはPhotoshopです。私がイラスト制作でメインに使っているのがPhotoshopです。他のソフトよりも重いので、Photoshopがサクサクなら他のソフトも問題ないでしょう。

テスト用のファイルを用意し、それぞれ3回テストしました。そしてその平均値をご紹介します。

Photoshopの起動速度

検証内容 秒数
起動速度 7.59秒

10秒かかっていないのでまずまずの早さです。メモリ量を増やしたり、SSDをNVMe M.2にしたりすると5秒以内になるでしょう。

3000px × 1800px、レイヤー数239、解像度120dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 4.32秒
保存速度 4.69秒

WEBに公開する用のPSDファイルを選んでみました。5秒以内なのでサクサクです。

5000px × 3000px、レイヤー数239、解像度120dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 7.05秒
保存速度 10.65秒

ここまでキャンパスサイズが大きくなると、10秒を越えてきます。でも10秒程度で収まっているのはメモリとSSDのおかげでしょう。メモリ8GBでHDDだったらもっと時間がかかります。

8192px × 8192px、レイヤー数239、解像度350dpiの場合

検証内容 秒数
読み込み速度 15.21秒
保存速度 23.91秒

印刷前提でもこんな大きなキャンパスサイズにすることはなかなかないので、限界に挑戦的なテストです。さすがにここまで重いファイルだと保存に20秒以上要します。同人誌を制作したい人はもっとメモリを増やすことをおすすめします。

SSDの速度

CrystalDiakMarkでSSDの速度を計測しました。シーケンシャルリードは544MB/sなので、SATA3 SSDとしてはなかなか良い速度です。HDDより5倍くらい高速です。

ただ、480GB SSDだけで足りるかどうかはよく考えてください。SSD容量を増やすか、HDDを追加するか、容量不足になったら外付けストレージを買うのか・・・色々な選択肢があります。個人的にはSSDの容量を増やすのがおすすめです。

LuxMark

LuxMarkはOpenCLの性能を計測できるベンチマークソフトです。例えばPhotoshopのフィルターはOpenCLです。3714というスコアはなかなか高いです。CPUだと2000程度ですから、グラフィックボードを搭載する価値がよくわかります。

SPECviewperf

ViewperfはOpenGLのソフトウェアがどれくらい高速で動作するかを計測できるツールです。。例えばクリスタはOpenGLです。他にもCADやMaya等の3DモデリングツールのほとんどがOpenGLです。

上の画像は意味不明だと思いますが、3DCGやCADの各種ソフトウェアに対するスコアです。正直なところイラスト制作には関係ありません。

3DMARK

ゲームをする場合はDirectXの性能が重要です。3DMARKは世界で一番有名なゲーム用ベンチマークソフトです。3490というスコアは決して高くありません。ミドルスペックゲーミングPCでも5000くらいですから。

ただ、CPUだと500程度なので約7倍も高性能だ、と考えることもできます。最新ゲームは無理ですが、比較的軽いゲームなら難なくこなせる性能です。ノートPCでお絵描きもしたいし、息抜きに軽くオンラインゲームをしたいなんて人も満足できます。

DAIV-NQ5300S2の評価

レビューする前は「ノートPCで本当に大丈夫なのかな・・・?」と不安でしたが、性能を計測してみた結果、「このノートPCはお絵描きに最適だ!」と確信しています。とにかく全体的なバランスが優れています。

パーツも高性能ですし、液晶パネルにも隙がありません。クリエイターのことをしっかり考えて設計されたノートPCだと実感しました。デスクトップではなくノートPCでお絵かきするなら第一候補にしてみてはいかがでしょうか。

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