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塗り方の種類と違い(アニメ塗り、ブラシ塗り、水彩塗り、厚塗り)

アニメ塗り・ギャルゲ塗り


デジタル塗りの基本となる塗り方です。エアブラシ、ぼかしツールやグラデーションを多用しながら、塗っていきます。技法がほとんどないので初心者に一番おすすめの塗り方です。基本的には光源を決めて、パーツの形にそってベース色の上に影を塗っていきます。

基本的にはこれだけで、簡単にそれっぽく見せることが出来ます。また、アニメ塗りは応用がきくので、習得していれば様々なテイストの絵が描けるようになります。

ベース・1影・ハイライト

最も簡単なアニメ塗りはベースと1影、ハイライトで構成されています。1影とは1段階目の影色のことで、他にも2影や3影といったものがあります。ハイライトとは最も明るい部分のことです。

一番わかりやすい例でいうと、髪の毛の天使の輪の部分ではないでしょうか。一番重要なポイントは色の組み合わせで色彩のページでも言っているようにただ、彩度を下げただけでは綺麗な色の影にはなりません。

ギャルゲ塗りについて

基本的な構造はアニメ塗りと同じですが、アニメ塗りよりレイヤーが多くなりがちなため構造は複雑になります。アニメ塗り同様、他の塗りに比べて陰影がはっきりしているため、影の出来方を把握すれば手軽に彩色できそれっぽく見せることができます。

またぼかしを使用することで、影の境界線を曖昧にできるためものに丸みを持たせるなど、立体感を表現するのも簡単にできます。デジタルイラストならではの機能を一番反映しやすい塗り方のため、華やかに仕上げられるのが魅力です。

水彩塗り


水彩塗りとは、水彩画のように混色やにじみといった効果を積極的に活用する塗り方です。基本的に淡い色で描画しますが、場合によっては透明色以外で塗ることもあります。またブラシ塗りに近いタッチで塗ることもありますが、使う筆や水分量、筆の運びによって、全体的にやわらかな印象に仕上がります。

ブラシは「筆」「水彩筆」「マーカー」を頻繁に使用します。いずれも混色・色伸びの設定が出来るため、色を感覚的に伸ばしながら塗ることができます。アナログでは透明度の調整は、アクリル、ポスターカラー、ガッシュなどの絵の具や水分量を調節して行いますが、デジタルの水彩塗りでは筆のタッチや不透明度の数値で表現します。さらにデジタルでは、アナログの水彩塗りよりも緻密な絵を描くことが出来るのが特徴です。

色を混ぜる

水彩塗りの特徴は、発色が良くそれに加えて色の重なりや水分量によるにじみを利用して、アナログに近い感覚で描いていける事です。また他の技法に比べて色の重なりによる表現に長けていて、混ぜ合わせていくと、深みのある色を引き出すことができます。

一度塗った色を水で溶かしたように、引き延ばせるのも水彩塗りならではで、特に階調の感覚が鋭い人に向いた絵で、やわらかいイラストを描くことが出来るのが水彩塗りです。

厚塗り


厚塗りとは、色を重ねていくことで立体感と質感を表現していく描画方法です。人によっては線画を描かないこともあります。油絵に近い感覚の描き方です。基本的にひとつのレイヤーだけに全ての色を塗り重ねていく描画方法です。

重厚な世界を描くのに向いており、油絵を描くように、暗い色から明るい色へと塗り重ねていきます。イラストの全てを塗りのみで表現します。工程上、後から気軽に修正や描き足しを行えます。デジタルの厚塗りでは、レイヤーの使用数が少ない分、慣れないと修正に時間がかかります。また描き方の自由度が高く、特に決まった手順がないため、それだけ厚塗りは難しい塗り方と言えます。

色の塗り重ね

暗い色をベースとし、徐々に明るい色を重ねていく作業が厚塗りの基本です。後から暗い色を足すこともありますが、暗い場所はなるべく下地のベース色を活かします。修正する場合は、消しゴムツールを使わずに描画色をスポイトツールで拾ってきて、その色で塗ることで整えます。

基本は筆ツールを多用しますが、ひとつの筆だけで描ききる人もいれば、複数の筆を使い分けている人もいます。そういった点から見ても厚塗りは、塗りで描き手の個性を表現できる一番の手法と言えます。

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