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絵描き用手袋どうしてる?絵描き用手袋の選び方と作り方

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作画中に手の油や汚れが原稿用紙やタブレットにつかないために手袋をして作業しているプロも多いですが、あの手袋はどこで手に入れて、どのように使っているものなのでしょうか?絵描き用の手袋の情報って意外と少ないんですよね。今回はそんな絵描き用の手袋の情報です。

アナログもデジタルも手袋はした方が捗る

あまり必須道具として上げられる事の少ない手袋ですが、するのとしないのとでは作業効率もだいぶ変わってきます。

アナログ作業の場合、手が直接原稿につくと手の油でインクの乗りが悪くなってしまうので、ティッシュや当て紙を手の下にひいて作業をします。ズレないようにこまめに紙を移動させなければならず、これがやや不便なんですよね。

そこで当て紙ではなく絵描き用手袋に切り替えると、当て紙がズレるストレスが無くなるというわけです。原稿も汚れにくくなりますよ。

デジタルの場合も、手袋をしていた方が手脂がつかなくなるだけでなく、滑りも良くなるので素手での作業よりもスルスルと描けます。タブレットの熱も手に伝わり辛くなるので手汗や火傷の防止にもなりますよ。液タブにおすすめなのは「2本指グローブ」です。

安価な手袋を好みでカットして使うのがおすすめ

どの手袋を使うかですが、薄手で通気性が良く滑りの良い素材なら何でも良いです。厚手のグローブやゴム手袋、ビニール手袋は避けて、綿や麻、ナイロンなどを選びましょう。

価格も高価なものでなくてかまいません。タブレット専用のグローブもあり通気性は素晴らしいのですが、やや高めなためか、普通の綿の手袋を絵描き用手袋として使っている人の方が多く見かけます。

たとえば200円前後でアニメ用手袋というものが売っています。アニメのフィルムを取り扱うときのためにつくられた白い綿の手袋で、サイズもいろいろと売っているので手の小さい人や大きい人もピッタリサイズで使えますよ。

必要な道具はハサミのみ。小指側だけ残して自由にカット

そのまま使っても良いですが、通気性を良くするためにカットして使う方が熱がこもらず作業しやすいです。カット方法ですが、絵描き用手袋として使うなら小指側だけ残せばあとは自由にカットしてOK。

オーソドックスに親指と人差し指と中指をカットしても良いですし、夏の暑い時期に蒸れて描き心地が悪いなら手首まわりと小指側だけ残して大胆にカットするのも有り。自分にとって使いやすい形に改造しちゃいましょう。

切った部分はほつれ止めのために縫う必要はありません。切りっぱなしでもほつれてくる事は少ないので、針と糸は必要ないです。絵描き用手袋づくりに必要な道具はハサミのみ。お裁縫が苦手でも大丈夫ですよ。

使い捨て感覚で使うのがおすすめ

絵描き用手袋は使っていくうちにどんどん汚れていきます。集中して作業をしているとどうしても手汗をかくので手袋が汚れてクタッてきますし、アナログだと鉛筆の色やインクがどうしてもついてしまいます。

洗濯をして繰り返し使っても良いですが、形が崩れやすく上手に洗わないと使い心地がどんどん悪くなってしまいます。絵に魂をこめるのも、長時間作業を続けるためにも、大変大きな集中力が必要です。ちょっとした不快感でも集中力の妨げになってしまいますから、できる限り快適に作業できるよう身の回りを整えたいもの。

そのためには、絵描き用手袋は安価なものを消耗品として使う事をおすすめします。「古くなってきたな」「つけ心地が悪くなってきたな」と感じたらどんどん新しくしましょう。それは2~3ヶ月に1度かもしれませんし、半年~1年に1度かもしれません。ペン先と同じように、不快感を感じたら交換していきましょう。

まとめ

無くてもいいけど、あると作業が段違いに捗る道具のひとつ、絵描き用手袋。自分にぴったりの絵描き用手袋を探して、改造していくのはとても楽しいですよ。いろいろと試して自分だけの絵描き用手袋を作っちゃいましょう。

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