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ペン慣れしやすい!初心者さんでも扱いやすいオススメのつけペン

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つけペンって慣れるまでが本当に大変ですよね。なかなか思い通りの線が引けるようにならず、漫画を一作描くまでいけずにいる人もいるのではないでしょうか。もしかしたらつけペンがあってないのかもしれませんよ。同じペンでもメーカーごとに描き味は全く変わります。今回は初心者さんにおすすめの扱いやすいペン先をご紹介しましょう!

ゼブラ ハードGペン

Gペンは難しいと思っている人にこそ使ってもらいたいのがこちら。同じGペンでもニッコーやタチカワは比較的柔らかく、力の入れ具合で簡単に強弱がつくので慣れが必要ですが、ゼブラは硬めにできています。中でもハードGペンはさらに硬くできているので、鉛筆に近い感覚で描けますよ。

丸ペンよりも存在感のある線が引けて、力を抜けば丸ペンのように細い線もひけ、力の入れ具合でスクールペンよりも強弱がつくとても扱いやすいペンです。ペンに迷ったらまずこちらを使うのがおすすめ。

ハードGペン

タチカワ スクールペン

線の強弱がほとんどつかない、つけペンの中でも1番の硬さを持つペンです。シャープペンシルやミリペンのような描き味を求めている人におすすめ。中でもタチカワのスクールペンは他メーカーよりも硬めにできています。

ミリペンと違う点は、つけペンなので力を抜く事でとても細い線が引けるところ。ミリペンだと0.05の1番細いのを選んでもどうしてもペン先が潰れてきて太くなってしまいますから、繊細な線を継続的に引けるつけペンの方が漫画には向いています。丸ペンよりも硬いので、力の入れぐあいで強弱がついてしまうのが苦手な人や、線を何本も重ねることで太さを出したい人におすすめです。

スクールペン

日光 丸ペン

細く繊細な線が安定して引けます。とくに日光の丸ペンはほどよく硬く、力を入れれば太い線も引ける柔軟性もあるので、細い線がベースのメリハリのある絵が描きたい人におすすめです。

Gペンに比べて太い線を引くのに力がいるため、意識して力を抜かなくてもとても細い線が引けます。他の線だと太く感じる人、やわらかく繊細なタッチを出したい人におすすめです。

日光 丸ペン

番外 インクはパイロット証券用インク

ペン先だけでなく、インクも扱いやすいものに変えてみるのもおすすめですよ。いろいろな墨汁やインクがありますが、中でも初心者さんにおすすめしたいのはパイロットの証券用インクです。

理由は乾くのが速いという点と、耐水性があるので手汗に強いという点。乾くのが速いので、「乾く前に手をついてしまいインクがこすれてしまった!」なんて事故や、「暑さや緊張で手に汗をかいてしまい線が溶け広がってしまった…」という事故が起こりません。

開明墨汁やパイロット製図用インクも有名ですが、この2種類は耐水性がないのでペン入れに緊張して手汗をかいてしまう人には少し扱いづらいインクです。とくに開明墨汁はインクの伸びは素晴らしいですが乾きが遅いのである程度慣れてからの方が気持ちよく描けますよ。

また墨汁に比べて線も細く出せるので、繊細なタッチや、線を重ねて強弱を表現したい人にもとっても向いているインクです。

証券用インクのデメリットとして、消しゴムをかけると色が薄くなってしまうというものがありますが、水色鉛筆で下描きをしたり、別紙に下描きをしてトレースでペン入れをすれば消しゴムをかける必要も無くなるのでおすすめです。水色はPCにスキャンしてソフトで簡単に線を飛ばす事もできるので、アナログとデジタルを併用している人にもおすすめの方法です。

パイロット証券用インク

ペンは慣れるまでが大変ですが、道具を変えただけで意外とスルッと描けるようになったりしますよ。いろいろと試して、自分にあった道具を見つけてみてくださいね。なかなかペン慣れしなくて困っている人は「ペン慣れできない人がチェックするべき4つのトラブル解決法」を参考にしてください。

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