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30秒でいつもより絵が上手く!簡単ウォーミングアップ法

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運動や楽器演奏のように、絵を描く前にもウォーミングアップをした方が効率が上がることをご存知でしたか?描き始めよりもしばらく描いて指が温まってきたときの方がペンのノリが良いですよね。

いくら描いても指が温まらずノッてこないときもあれば、早い段階でノッてきていつもよりも上手く描けたなんてときもあります。ウォーミングアップをすれば指を温めて意識的にノッている状態に近付けることができますよ。

ウォーミングアップをすればイメージ通りの線がひける

描き始めってなんとなくビシッと決まらないですよね。迷い線が多くなったり、消しゴムを使う頻度も多かったり…。その原因はまだ指が温まっておらず指の動きが鈍いから。だからイメージした通りにペンが動いてくれないんですね。

ウォーミングアップをすると、指が温まりイメージ通りにペンが運びやすくなります。下描きのときはもちろん、一発で線を決めなくてはならないペン入れはとくに、最初の一筆への無駄な緊張感もとれてのびのびとした線が引けるようになりますよ。

基本的なペンの動かし方で画力向上にもつながる

ウォーミングアップは簡単な線をいくつか描くのですが、そのどれもがペンの動かし方の基本となっています。画力向上のためやペン入れの練習でもよく基本的な線や図形を描きますが、それの簡易的なものをササっと描くのがウォーミングアップです。

練習のための図形は、練習ともあって描くのがやや難しいものもあります。一方でウォーミングアップは手を温めるのが目的のため気軽にできます。絵を描く前の習慣にしてしまえば、難しい練習を1、2回して辞めてしまうよりもずっと効果がありますよ。

30秒でできる!ウォーミングアップのやり方


はじめに入り抜きの練習をします。2㎝~3㎝ほどの線をサッサッサッと描いていきます。まずは抜きから。最初は力を入れて、先に行くほど力を抜いてサッサッサッ。次に入り。最初は力を抜いて、先に行くほど力を入れてサッサッサッ。

次に曲線の練習です。S字をカーブを意識して描きます。慣れてきたら入り抜きを意識して描くとなお良いです。

最後にいろいろな方向の線を引く練習です。いろいろな角度から中央に向かって線を引きます。線の数は1つの塊につきだいたい10本以上が目安ですが、だいたいで良いです。このウニのような形を3~5個描きます。

ここまででだいたい30秒あればできます。ウォーミングアップなので、本番の絵を描く前に疲れてしまってはいけませんし、時間をかけてももったいないですから、気楽にササっと描くのがポイントです。

もし時間に余裕があってもっと画力を底上げしたいなら、1mm間隔の渦巻きや線を引くのもおすすめです。これはなかなか集中力がいるので練習の意味合いが強くなってしまいますが、そのぶんペンを思い通りに動かす力もさらに向上しますよ。



ウォーミングアップをすればペンの動きも良くなりますし、描くスピードもあがります。短時間でササっとラクガキしたいときにも最適です。締め切り前の時間が無い時も急がば回れ。ウォーミングアップをするのとしないのとではペンのスピードも段違いなので、30秒だけ時間をさく価値は大いにありますよ。

ペン入れ時はつけペンでウォーミングアップをするのがおすすめです。ペン入れに苦手意識のある人も、ペンの入り抜きやカーブの練習はとても大事なので是非やってみてください。

たったの30秒。されど30秒。この違い、是非体感してみてくださいね。

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