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塗りムラを少しでも少なくするアナログイラストの塗り方とは

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デジタルでイラストを描くのとアナログでイラストを描くのでは道具も描き方も全てが違います。特にデジタルに慣れているとアナログで描くのはかなり難しく感じる事が多いです。紙やペンの種類によって使い心地は変わってきますし、一つ一つ購入しているともの凄くお金もかかります。ペンが滲むことも良くあるので上手く描けないですし、思った通りに色を塗るのもかなり難しいです。

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アナログイラストの着色で良くオススメされているのはコピックですが、これも慣れないうちは塗りムラがかなり発生します。アナログはデジタルと違い修正が難しいので一度失敗してしまうとやり直しになってしまうこともしばしば。上達まで時間がかかります。

今回は塗りムラを作らない簡単な塗り方と塗りムラの簡単な修復方法を紹介します。

そもそも塗りムラが出来るのって何でだと思いますか?実はペンやマーカーの太い方を立てて色を塗ると塗りムラは出来やすくなります。

塗りムラが出来た状態でさらに塗り重ねるとビックリするほど汚く仕上がってしまいます。また、隙間無く色を塗ろうとすると一度塗った場所と新しく塗った場所が重なりさらに濃いムラが出来る、というわけです。

つまりムラが発生するということは、筆を立てているか一度塗った場所に隙間が出来ていて無理に色を重ねているということです。

塗りムラを作らない塗り方としては、コピック以外の通常のペンの場合はなるべく筆を立てずに、少しゆっくり目に塗る方が良いです。

ただし、これがコピックの場合は少し変わってきます。コピックは乾くまでに時間があるので乾く前だったら少しくらい塗り重ねた方が塗りムラのない自然な色合いに仕上がるのです。この辺がアナログイラストでコピックが良いと言われている理由ですね。

コピックの場合は塗りたい場所をなるべく素早く二度ほど重ねるように塗るようにします。時間が空くとインクが乾いてしまうので塗りムラが発生してしまう原因になるのでなるべく短時間で。これもペンを立てずに横に寝かせるように塗ると良いです。

それでも塗りムラが発生してしまった場合、同じ色の色鉛筆で薄く細かく重ねるという荒技を使えば多少は綺麗になります。失敗してしまった場合はリカバリーを試してみてください。

また色を塗る際は絶対に薄い色から塗っていくようにしましょう。いきなり茶色や黒などの濃い色を使うと上手く色が重ならず結果汚い出来になってしまいます。アナログ塗りの基本は色の重ねの組み合わせです。

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