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遠近感を簡単に表現する方法を覚えよう

遠近感や奥行きなどをきっちり描こうとしても、なかなか上手くいかないことがありませんか?実はこれらはコツさえつかんでいたらそれっぽく見せることが出来るのです。割と簡単な方法なので、知らない人もこの機会に覚えてみましょう。

まずは消失点を知っておこう

3次元の世界には水平方向(横)・奥行き方向(縦)・垂直方向(高さ)があります。3つあるから3次元というわけですね。いずれの方向の線も平行線であれば交わることはありません。

ですが、紙(2次元)に立体(3次元)を表現しようとすると、交わらないはずの平行線を交わるように描かなければならなくなります。この平行線が交わる点を消失点(VP)と呼びます。


同じ大きさのものでも、距離が遠くなれば小さく見えます。下図の箱は手前の高さと奥の高さは同じですが、奥の方が距離が遠いので短く見えます。なので、この2本を結ぶ線が奥に向かってすぼまっていきます。これを延長していくとちょうど水平線(HL)上で交わります。この点がVP(消失点)になるのです。

分割法を使って遠近感を出す

分割法とは、ある長さの物を等間隔で割り込みたいときに使えば距離に合わせた正しい分割が出来るという方法です。これは割と頻繁に使うので絶対覚えておきましょう。画像は先ほど説明した消失点(VP)と水平線(HL)を決めておいてそこから線を延ばしています。

2等分


四角の対角線の交点がちょうど中心になるので、これを通る垂直線を引くことで2等分が可能になる方法です。

3等分


2等分してできた小さい四角の対角線を引き、2等分の時の対角線との交点が3等分の位置になります。

4等分


2等分してできた小さな四角をさらに2等分します。

5等分


手前の高さを実寸で5等分してVPへ結びます。対角線との交点が5等分の位置になります。手前の高さを等分に割れば、このやり方で全ての分割が可能になります。

ちなみに、分割法以外に増殖法というのもあります。高さを2等分してVPへ伸ばし、次に置くの高さの真ん中を通るように対角線を引くことで奥に同じ距離を作る方法です。結果的には2等分を逆から描いたことになりますね。

遠近法の基礎知識を学ぶ

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